松本市でコンタクトレンズのことならみるコンタクト

0120-35-9539

コンタクトレンズの障害

コンタクトレンズの障害COMPLICATION

コンタクトレンズを使用する際には、まず目の健康を一番に考えてレンズを選び、
正しい取り扱いをしなければなりません。
間違った使い方によって色々なトラブルを起こしてしまいます。
コンタクトレンズの使用期間・使用時間を守り、正しい洗浄・消毒方法をしながら使用しましょう。
誤った使い方をしていると、様々な目のトラブルを起こします。
以下の病気は、コンタクトレンズ装用で起こりやすい代表的なものです。

  • 巨大乳頭性結膜炎

    巨大乳頭性結膜炎

    症 状 まぶたの裏の結膜がアレルギー反応を起こして、ブツブツができます。
    目がかゆくなり、まぶたの裏側に異物感を感じます。
    また眼脂が出たり、コンタクトレンズがずれやすくなったりします。
    原 因 コンタクトレンズに付着したタンパク質等の汚れ
    治 療 コンタクトレンズの装用を中止します。アレルギーを抑える点眼薬を使用します。
    どうしてもコンタクトレンズの使用が必要な場合は、1日使い捨てのコンタクトレンズを必要最小限の時間で装用しましょう。レンズのケア用品は、過酸化水素水を使用した消毒液タイプに変更すると再発の予防効果があります。
  • 点状表層角膜炎

    点状表層角膜炎

    症 状 角膜の表面に、細かな傷ができている状態です。異物感、疼痛、かすみ、充血などの症状があります。傷から細菌感染を起こしやすくなり、ひどくなると角膜に白い濁りが残って視力に影響します。
    原 因 コンタクトレンズの汚れ、コンタクトレンズのふちによるこすれ
    圧迫ドライアイなど
    治 療 コンタクトレンズの使用を中止し、細菌感染を起こさないように抗生物質の点眼をします。軽度の場合、コンタクトレンズをはずしておくと治ります。コンタクトレンズの再開は、医師の診断のもとで行いましょう。
  • 角膜浸潤

    角膜浸潤

    症 状 炎症や細菌感染を起こした角膜に白血球が集まり、角膜が部分的に濁ってしまう状態です。結膜の充血、異物感、痛みなどを伴います。
    原 因 コンタクトレンズの汚れ
    コンタクトレンズの長時間の装用
    治 療 抗生物質の点眼薬やステロイド系の点眼薬で治療を行います。
    症状が強い場合は、眼軟膏を使用します。
  • 角膜潰瘍

    角膜潰瘍

    症 状 点状表層角膜炎などのトラブルが進行し、角膜に深い傷ができた状態です。激しい痛み、充血、眼脂などの症状があります。ソフトコンタクトレンズを装用している場合は、レンズをはずした後に目の違和感や痛みが生じ、コンタクトレンズを装用すると異常がなくなる場合が多いです。細菌感染を伴う場合があり、治療が遅れると眼内へも感染が広がって、失明につながることもあります。傷が深い場合には、角膜に白く濁りが残り、もとに戻らないことがあります。
    原 因 コンタクトレンズの汚れ、コンタクトレンズの長時間の装用
    不潔なコンタクトレンズの装用
    治 療 コンタクトレンズの装用を中止することが必要です。抗生物質の点眼を使用します。
    ひどい場合は、眼軟膏を使用します。
    コンタクトレンズの再開は、医師の判断で行いましょう。
  • 角膜新生血管(パンヌス)

    角膜新生血管(パンヌス)

    症 状 もともと血管のない角膜が酸素不足を解消するために、角膜に血管が伸びてきた状態です。角膜に血管が一度入ると消えることがなく、血管の侵入した部位の角膜は白濁化してきます。
    原 因 コンタクトレンズを装用したままの睡眠や、眼に合わないレンズを使用する事による角膜への酸素不足
    治 療 角膜が酸素不足になるのを防ぐために、酸素透過性の高いハードコンタクトレンズ、またはシリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズの使用をお勧めします。
  • 角膜内皮減少症

    角膜内皮減少症

    症 状 角膜が酸素不足になる状態が長期間続くことによって、角膜の一番内側にある角膜内皮細胞の数が減ったり、巨大化したりして機能が低下します。
    一度ダメージを受けてしまった角膜内皮細胞はもとには戻りません。
    将来、白内障手術などの眼の手術を行った際に、角膜内皮細胞数が減っている場合、角膜が浮腫状になって混濁し、角膜移植が必要になることがあります。
    原 因 酸素透過性の悪いコンタクトレンズの長時間の使用。
    コンタクトレンズを装用したままの睡眠。
    治 療 酸素透過性の高いハードコンタクトレンズ、またはシリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズを使用します。角膜内皮細胞数の減少が著名な場合には、コンタクトレンズの使用を中止した方がよいでしょう。
  • アカントアメーバ―角膜炎

    アカントアメーバ―角膜炎

    症 状 アカントアメーバは土の中などに生息していて、通常の塩素消毒でも死なないやっかいなものです。感染を起こすことはめったにありませんが、多くはアカントアメーバで汚染されたソフトコンタクトレンズを使用することで生じます。
    原 因 水道水中の塩素濃度ではアカントアメーバを殺菌するのには不十分なため、水道水の中にもアカントアメーバが生息しています。
    治 療 通常の薬剤は効果がなく、極めて治りにくい疾患です。
    抗真菌薬や消毒薬を点眼して使用しますが、アカントアメーバが減らない場合は、角膜表面を削る治療を併用する必要があります。
    アカントアメーバ角膜炎が治ったとしても、炎症により角膜が白濁してしまい、もとの視力に戻ることは難しいです。
    感染を防ぐためには、レンズケア前の手洗い、レンズケースの定期的な交換、コンタクトレンズのこすり洗いをしっかり行い、定期検査を受けることが重要です。